「明日から使える SF仕事術」No.11 諏訪太郎

電車の中はSFで溢れている!

電車の中でスマホを見ている人って多いですよね。
でも、それって、私からするともったいないなと思うんです。
だって、電車の中はSFで溢れているから。

電車の中の何がSFかって?

そう思ったあなたは、ラッキーです。
なんでラッキーかというと、
明日から電車の中でのスマホ時間が大幅に減るからです。

まずは、電車に乗ったら、
ぐるっと周りを見てほしいんです。
何か気づきましたか?

ここまで読んでくれたあなたは、
もうすでに、変わっていると思うんだけどな。
「え~、いつもと何も変わらないよ!」と思ったあなた。
本当にいつもと、変わりませんか?

自分の周りにいる1人1人を、もっと注意深く見て。
髪型、持ち物、仕草、服装。
そろそろ、何かに気づいたんじゃないですか?

実は、今この瞬間も、私は電車の中にいて、
周りの人を見ながらこのブログを書いています。

目の前に座っているのは、60代のサラリーマン。
疲れ切って眠っています。
そんな彼を見て、私は心の中で伝えます。
家族のために一生懸命働き続けることって素敵ですよ。

左前には、ジャージの男子学生さん2人が立っています。
部活の帰りでしょうか。
20時過ぎまで部活を頑張ってるなんて凄いね!
いい結果が出るといいね。

右隣には、20代のキャリアウーマンが座っています。
あまりじろじろ見れないですが、
横目で見ると今流行のお洒落な服を着ています。
とっても似合っていて、素敵ですよ。

ドアのそばには、20時にも関わらず、
抱っこ紐に赤ちゃんを抱いたお母さんがいます。
仕事帰りのような格好なので、
赤ちゃんを預けて仕事をしていたのでしょうか。
赤ちゃんに、こんな遅くまで、
お母さんの帰りを待っていて偉かったね。

そして、本日一番気なる人は、
私の前に立っていて、本を読んでいる30代の男性。
彼の読んでいる本のタイトルは、「35歳で課長になれる人、なれない人」。
きっと管理職になりたくて苦労しながら頑張っているんだと思います。
それだけ仕事に一生懸命に打ち込めることは素敵ですよね。

周りを見渡しても、
「え~、いつもと何も変わらないよ!」と思ったあなた。
だいぶ見る目が変わったんじゃないですか?

そして、これって、
SFを身につける練習になると思いませんか。
そもそもSFって、他人に興味を持たないと使えないと思うんです。

相手に興味を持ち、
相手に興味を持つから相手のいいところが見えてくる。
相手のいいところを伝えたら、相手に喜んでもらえる。
すると、自然と相手がこちらのいいところと伝えてくれる。

よく、SFを使った日報や面談のお話をすると、
「相手のいい所を見つけられない」という人がいます。
普段あまり意識しないから見つけられないだけで、
日頃から意識するようになれば、
誰でも他人のいい所は見つけられるようになります。

私は通勤時間が長いので、
電車の中で他人のいい所を見つける練習をしていますが、
他人がいる場所でしたら、どこでもできると思うんです。
散歩をしていても、買い物に行っても、職場でも、
人がいる所でしたら、どこでもできます。

この練習のいい所は、
相手に伝えなくていいというところ。
相手に伝えるのって、ハードルが高いと思います。

だから、私は、
まずは、相手の良い所を見つける練習をして、
それができるようになったら、
少しづつそれを伝える練習をすればいいのかなと思っています。

1ステップでなく、2ステップ考えるのです。
2ステップで考えることで、
相手の良い所を伝えることが出来るようになってきます。

電車の練習法は、
私が実際に毎日やっていることです。
ぜひ、試してみてくださいね!

「明日から使える SF仕事術」No.11 諏訪太郎” に対して9件のコメントがあります。

  1. 青木政夫 より:

    良いところを見つける。
    ものの見方を変えるだけで、いろいろなことに気づきができる。
    早速、社内、家庭内、お得意様に対して、視点を変えてみたいと思いました。

    1. 諏訪太郎 より:

      青木さん、コメントありがとうございます。

      身近な人ですと、事情も分かっているので、
      具体的に色々な発見がありそうで楽しそうですね。

      まずは、「伝えなくてOK」、「想像するだけでOK」、
      楽しんでやっていただくのが良いかと思います。
      いいとこ探しの癖がついてくると、
      伝えたくなり、少しづつですが自然と伝えられるようになると思います。

  2. 深山敏郎 より:

    いつも諏訪さんのブログは参考になりますね。寝ていた60代のサラリーマン風の男性はたぶん私です。

    1. 諏訪太郎 より:

      深山さん、コメントありがとうございます。
      深山さんにそう言っていただけると、素直に嬉しいです!!

      何と寝ていたサラリーマンは、深山さんですか!!
      家族のために、いつまでの一生懸命働かれている深山さんは、
      とても素敵です!!

      私も、ぜひ、深山さんのように、家族のために頑張れる人になりたいです!!

      1. 深山敏郎 より:

        有り難うございます。先日、妊娠している娘が米国に赴任した旦那のところに無事に到着してほっとしています。3月から7月まで約4か月間、娘と二人ででこぼこコンビで生活をしていました。楽しい毎日を送ってくれていると思います。

  3. おっくん より:

    諏訪さんへ

    「5分間のミニ講習会」ですね!
    短い時間でもちゃんと伝わっていますね。
    しかも「あなたにもできる、できる」って
    応援されてるみたいです。
    小さな行動ですが、電車中に広がれば素敵だなあって思いました。
    いや、逆に盛り上がりすぎて大変なことになりますかね😁

    1. 諏訪太郎 より:

      おっくんさん、コメントありがとうございます。

      はい、盛り上がりすぎて、大変なことになると思います!!
      電車の中って、色々な人がいるので、
      見ていて飽きないですし、とても面白いです。
      いつまでもやっていられると思います。

      スマホを見ている人たちが、
      みんなこんな風に電車内で時間を過ごしてくれたら、
      もっとあったかい世の中になりそうですね♪

  4. シオタリョウコ より:

    一人で行動することが多い私にとって、カフェでお茶する時に必携はスマホとイヤホン。周りのにぎやかなおしゃべりに影響されることなく音楽を聴きながら読書出来るからです。

    お店の方とは少しお話することはあっても、今まで他のお客さんへ意識を向けたことはほとんどなかったかもしれません。
    ・あそこは家族同士だな。
    ・あそこは友達同士かな?
    ・わぁ~盛り上がっている~。 程度。

    でも、「伝えなくてOK、想像でOK」なのでゲーム感覚で、良いところを見つけて妄想してみようと思いました。

    一人の時間を愉しむという自分に向けたエネルギーだけだったことを、読書途中にふと周りを眺め、SFゲームをする(笑)自分の中に湧き上がる”何か”を感じてみたくなりました。

    いつもありがとうございます。

    1. 諏訪太郎 より:

      シオタさん、コメントありがとうございます!

      シオタサさんが仰るように、ゲーム感覚で楽しんでもらうことが、一番かなと思ってます。
      カフェなんかも、色々な人がいて想像するのが楽しそうですね!

      ぜひ、読書の合間に、楽しんでみてください♪

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