「あるもの」をつなぐ No.24 シンイチロウ
いるひと、あるもの、いまこのとき。そして未来へ
2023年振り返り
2023年も残すところ1ヶ月ですね。今回は今年のブログ記事を振り返ってみようと思います。各記事の要旨を短く書きました。一緒に振り返っていただけるとありがたいです。
ぼくの記事には組織で働くひとたちへのメッセージがあります。ぼくも含め、組織で働く全ての人に向けて、「あなたのやり方で大丈夫だよ!ここにも自分なりのやり方で試行錯誤している仲間がいるよ!一緒にがんばろう!」って感じです。
これからも自分のSF実践をありのままにお伝えできればと思います。
では、振り返ってみましょう!
●1月4日 解決志向チームは「伍の戦い」
「伍」とは五人の歩兵を指します。五人は行動を共にして、一人が劣勢のときにチームメンバーが援護して敵をやっつけることをいいます。ぼくらのチームも五人。そして朝会でなんでも話しあい、お互いの状態を分かりあうことで、助け合いが生まれたことからこのタイトルをつけました。「お互いがわかりあう」ことってチームで支え合うことにつながるんだと気づきました。
●2月14日 感じていることへ目を向け、解決へつなぐ
ぼくの同僚のホシ マネージャーが辞めてしまい、その部下のコムラさんは膨大な業務量を抱えます。ホシ マネージャーと一緒に仕事をしてきたぼくらのチームは、コムラさんへのフォローが必要になりました。コムラさんからうちのチームの印象を聞いてみると、想像以上にメンバーに親しみや癒しを感じていることが分かりました。これをリソースととらえ、ぼくらのチームで培った支え合うチカラをコムラさんにも広げていくことで、なんとかフォローできるんじゃないかと希望が見出せた話です。
●3月25日 違う音色だからつくれるぼくらのハーモニー
こちらはちょっと毛色が変わりますが、娘の吹奏楽部演奏会の話です。一人一人の楽器も音も違う中で、1つの曲を奏でるハーモニーは、まるでぼくらのチーム活動のように感じました。みんな違うから素敵なハーモニーが生まれる。みんな違うから心強い支え合うチームが生まれる。そんなことを考えた記事です。
●5月6日 仕事のやり方は十人十色
アリオカさんにあるPJの予算作成を任せていただのですが、打ち合わせまでに作成が間に合わないことが多かった。一向に進まない中で、アリオカさんが「ぼくとリモートで繋がっていれば仕事が進む」と言うので取り入れたらうまく進んだという話です。仕事はこうすべき、育成はこうすべき、という刷り込まれた常識は捨てて、その人に合った仕事の仕方をつくっちゃおう!っていう話です。
●7月16日 あなたがやってきたことは、こんなに素晴らしい意味がある!
評価面談の話です。もちろんAとかBとか評定をつけてフィードバックます。しかしなぜAでなくBなのか問題志向的な説明をすることはありません。上司であるぼくから、「メンバー一人一人がやってきたことは組織や会社にこんな価値を生み出したよ、そしてその考え方ややり方は次につながるリソースになるよ」と伝えます。評価面談で大切なことは、部下のチカラを生み出すこと、次へのリソースを見出すことだと考えています。
●8月16日 立場や役割りを超えて、相手をわかろうとするコミュニケーションの大切さ
人に対して型をはめた見方をすると、その人が本当に感じていることをわかることができないという話です。部下のチュウさんが突然の異動希望宣言。チュウさんは同僚のアリオカから指示のようなコミュニケーションに嫌な思いを感じていました。何度か訴えがあったのにぼくは「いつものことだ」くらいに感じていました。「わたしは部署を異動したいくらいつらい思いをしているよ」というサインに気づけなかった。今このときの1回1回のコミュニケーションで、相手を分かろうとすることの大切さを知りました。
●9月25日 メンバーがイキイキと話していた、あの「朝会」をもう一度!
ぼくは朝会のおかげでチーム力が高まったことで安心し、次のステージに行こう!と考えました。そこで朝会でなんでもよいことを話す時間を短縮して、業務中心の報連相の時間にシフトしました。すると・・メンバー間で配慮の無い行動が増えたんです。この傾向は顕著に現れました。やはり朝会にはメンバーがなんでも話せて、お互いがわかりあえる十分な時間が必要だと思い知らされた経験でした。
●10月24日新しい景色をみて、希望のある未来を描く
ぼくのチームメンバー、契約社員ヤマシタさんの話です。能力は高いのに必要以上のことはしません。なぜなら、がんばっても契約社員は金銭的な見返りが少ないからです。チームにとって大事な新しい仕事をお願いしても「やってもいいけど見返りがないのでつらいです」と言われました。希望が必要なんです。新しい仕事を通して新たなスキルが身に付きます。そのスキルは高めていけば副業や転職、退職後も役立ちます。そのことを伝えて少し前向きになり、仕事を受けてもらった話です。
以上です。振り返ってみると新たに気づくことがありますね。この1年の記事から4つのテーマが浮かび上がりましたので、メッセージとして記載します。
1.上司は部下が今感じていることを知ろう!
2.上司含めチームメンバーがお互いをわかり合おう!
3.部下の「語られないリソース」を見いだそう!
4.上司も部下も希望をもとう!
今年も1年、記事を読んでくださりありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。
小林さんへ
コメント遅くなったしまいました。
送迎ドライバーから庭師(一般清掃)に異動したら時間の空け方も難しくて😅
ハローワークに通う中で街中の風景を見ながら気づいたことですが、世の中には何万もの仕事があります。そして何万もの職場が存在しています。同じ職業であっても職場や会社によって風土が異なるのも想像できますし、同一職場にいても人の数だけ見え方の違いもあるでしょう。多くの場合、面接前にどんな職場であるか知ることも困難で、「たまたま今の職業を選んでたまたま今の職場にいる」って感じでしょうか。
人によって価値観は違いますが、仕事をする理由には”収入を得るため”意外に”やりがい、生きがい”が必ずあります。認められたいとかもっと知りたいというような欲望でしょうか。「たまたま出会った職場」でそれらを満たしていけるとしたら、きっと素晴らしい職場であると思えるし、どんな職業であっても心豊かな人生になるような気がしてきました。きっと小林さんの職場なら見つけやすいんだろうなと。
なんだか硬い話になってしまいましたが、現在のように退職してフリーになってからでないとわからなかったことかもしれません。ありがたやありがたや!
おっくん、コメントありがとうございます。
お忙しくされてるんですね。コメント頂けるだけで十分嬉しいです。ブログ書くモチベーションになります!
「たまたま出会った職場」でそれらを満たしていけるとしたら、きっと素晴らしい職場であると思えるし、どんな職業であっても心豊かな人生になるような気がしてきました
そうですね!きっとどんな職場であっても、仕事の取り組み方や人との関わり方で心の豊かさは変わってくるんでしょうね。
「わたしは必要とされている!」「ココはぼくの居場所だ!」と思える人が1人でも増えるといいなあと思います。
これからもSF実践の発信を通して、組織で働く人を応援していきますよー!
やっぱ、小林さんのような気持ちを持った核となる人の存在は不可欠ですよね。
放課後等デイサービスの世界でも障害を持った子供たちへの取り組みの一つとしてSF的な理論を展開したものも存在しています。ただ大企業とは違い、どのような取り組みをするのか、しないのかは管理者の知識や力量に任されてしまうこともあるようで、具体的な実践を起こすには日常業務にプラスしてかなりのパワーを必要とするようで、思うようにいかないこともあるようです。
私も小さな企業の経営者に声の届く位置にいるのですこーしづつそんな雰囲気を作っていければ良いなと考えています。
おっくん、色々考える機会をありがとうございます!
組織の中でSFを実践していくのは難しいですよね。ホント大変です。。日々感じます。
ただ地味にSF実践を繰り返してきた中で気づいたこともあります。この3つは外せないかなあ。皆さんはどうでしょうか。
1.入口と出口が大切だよ
2.新しいこと・特別なことはいらないよ
3.解決はもうそこにあるよ
この「3つ」いいですねえ!こう言われたらそれだけで安心するなあ。
青木さん、コメントありがとうございます。安心してもらえるなら良かった😊ぼくもしっくりきてます。
入り口と出口とは・・・何のために、どうなりたいかと解釈していいのかな。やはり”人”何ですよね。
おっくんへ
入口とか出口だけじゃ?ですね。言葉足らずでした 汗
ミーティングなどで、最初と最後は気持ちよい関わりをすると良いよっていうことでした。
最初の気持ちよいは皆が話しやすくなるため、最後の気持ちよいは次のミーティングに参加したくなるため、です。
おっくんの解釈もアリですね!
👍
小林さんが現場でSFを実践していらっしゃることが、ビンビン伝わってきました。
私も少しマネして、実践をしていきたいと思います。
感謝!
深山さん、コメントありがとうございます。
こちらこそ励みになららます!感謝です😊