「あるもの」をつなぐ No.11 小林シンイチロウ

大切に気づき、大切を深める
第2回「SFブログ読者Café」の振り返り

今回のカフェでは、自分の「大切」を話したり、他の方の「大切」を聞いて、大切について気づいたり、深めたりできたらいいなと思い企画しました。

 <大切をとりあげた背景>

今回のテーマを「大切」としたのは、「部下が大切にしていること」を上司が一緒に大切にしていくことの価値を再確認したからです。

ブログに登場する部下のKさん、Aさん、Cさんの大切に気づいて、仕事を通じて一緒に大切にしていった結果、力強く・意欲的に仕事に向かってくれました。まるでスイッチが入ったかのように前進していく感じです。[Kさん:ブログNo.7Aさん:ブログNo.8Cさん:ブログNo.10

Kさんはデザイン制作の仕事、Aさんはなんでも相談しあえる仲間、Cさんは新しいことを学んで会社に貢献すること、が大切なことでした。これらの大切と仕事がつながるように仕事を作ったり、進め方を工夫して満足と成果を両立しています。

でも、ぼくが忙しく余裕がない時はメンバーの大切を意識できずに、やってほしいことだけを伝えることが多くなります。これが続くとメンバーの反応や空気が露骨に悪くなり、コミュニケーションの生産性がガックリ落ちます。

幸いぼくのチームメンバーは態度や発言に出してくれるので、「あ、まずい、何かズレてるぞ」と気づきます。

そんなとき、シンイチロウはどうしたいんだっけ?成果を出すだけでいいんだっけ?と自問します。いや違う。メンバーが満足しながら成果を出せるようになって欲しいんだよな。だったら、いま目の前で起きていることは違うよな。

こうしてSFの目が開いて、大切に焦点を当てながら仕切り直していきます。

組織の中やビジネスの関わりでは、個人の大切を大切に扱うことって疎かにされていることが多いんじゃないかと思うんです。組織の決まりや成果を出すことが優先されて、個人の大切は二の次、三の次になってしまいます。

こうした課題についてソリューションフォーカスで取り組んでみたい、そんな想いがあり大切をテーマとした企画となりました。今回の記事がご自身の大切に気づくきっかけになれたらうれしいです。

それではカフェの内容を振り返ってみましょう。

<大切にしている言葉>

「大切」といえば、2005年当時90歳を超えた先輩カウンセラーにいただいて、いまも生きる指針にしている言葉があります。カウンセリングだけでなく企業経営にも携わった方でした。色紙に書いていただき、いまでも部屋に飾っています。こちらを紹介させて頂きました。

「お互いの違いを大切にするとき、みんなの心は1つになる」

違いを大切にすると、1つになる??分かるようでわからない。当時は意味が理解できてなかったと思います。だけど今は実感として分かります。「違い=それぞれの大切」を一緒に大切にしていくとき、初めて心がつながり1つになるという意味ではないか。メンバーとのやりとりを通じてそのように感じるようになりました。

<あなたの大切は何ですか?>

参加者の方の大切をお聞きしたところ、「命」、「健康」、「自分に正直であること」、「自然体な自分」、「自由であること」などを共有いただきました。

これらの言葉は一見聞き慣れた一般的な言葉に見えます。でも、お一人お一人の言葉はとてもとても重みのある「大切」に感じます。なぜなら、その人だけが体験した唯一無二の物語とつながっている「大切」だからです。

ぼくの大切は下記です。恩返しが赤くなっています。これは転職に失敗しとき、次の就職をサポートしてくれたエージェントのおじさんへの恩返しという意味です。萎れているぼくを父親のようにサポートしてくれました。もう会わないかもしれれませんが、いつか恩返ししたいという気持ちは大切にしたいです。

自分にとっての大切に気づくのは、何か壁につきあたったり、違和感を感じたり、疲弊してしまった時に気付かされることが多いようです。 

<大切とつながると何が良いのか>

大切とつながると良いことの1つとして「大変な状況でもふんばれる」があります。こちらは参加者の方も共感されていました。

仕事をしていれば大変なことが多いと思います。一生懸命やっても報われないことだってしょっちゅうあります。

あるインタビューで東京五輪に出場した羽生結弦さんは「報われない努力もある」と話していました。ただ羽生さんは挑戦することに意義(=大切)を見出していたので結果に対して悔しい中でも納得はしていたようです。

周囲からの要請だけで大変さに取り組むと疲弊してしまいます。だけど、ほんの少しでも自分の大切を織り込んでいれば、大変さに対処することで満足を感じたり、「ふんばり」がきいて最後までやり抜けるかもしれません。

<考える代わりに感じてみよう>

「大切」を見つけるには、感じたことを言葉にしていくことをおすすめします。なので、リラックスしているときに大切を感じてみてください。

自分にとっての大切を感じて、生活や仕事とつなげよう!

6月25日第2回ブログ読者カフェに参加いただいた皆様、準備や当日のフォロー頂きました青木さん、渡辺さん、諏訪さん、ありがとうございました。

「あるもの」をつなぐ No.11 小林シンイチロウ” に対して3件のコメントがあります。

  1. おっくん より:

    小林さんへ

    私の大切にしていること

    最後まで来た時に
    「あれっ、もう終わっちゃった?」
    「もっと教えて〜っ!」って感じで終わってしまいました。

     でも読み進む途中で、自分の仕事である放課後等デーサービスのことが頭に浮かんできました。一緒に働く先生方を眺めてみても、自分の姿を思い浮かべても子供相手の仕事は「大変」な状況であることは間違いないのかと。でも、その大変さを前に進む力に変えていける「大切」を皆さん持ってらっしゃるんだろうと気づくことができました。

     そして子供たちとの関わりだけでなく、総じて僕の一番大切にしていることは、「自分の気持ち」ではないだろうかと思いました。なんだか嬉しい気分です。

     なるほど、文末に答えらしきものが見つからなかったのは、「自分で考えてみなさい」というメッセージだったんですね。なんだか今日も心がうずうずしてきましたよ。小林さん、ありがとうございました。

  2. 小林進一郎 より:

    おっくんへ

    コメントありがとうございます。千葉は今日も暑いです 汗

    おっくんの大切も教えてくださってありがとうございます。ぼくも「自分の気持ち」を大切にしていきたいと思いました。

    デーサービスのお仕事はみなさん大変だろうなと想像します。それでも続けていらっしゃることに対して尊敬しかありません。

    毎日ではなくても、やってて良かったと思える瞬間がきっとあるんでしょうね。そういう瞬間があって欲しいし、思いかえす機会をもてていたらいいなあと思います。

    ぼくは今の仕事が特別好きなわけではないし、やりがいを感じることはあまりないです。だけど、仕事を通じた人との関わりが好きです。「一生懸命さ」、「優しさ」、「弱さ」、「勇気」、「潔さ」などなど、人の機微に触れるたびに、感動したり、奮い立ったりしながらなんとか仕事を続けています。

    いつも振り返る機会をありがとうございます。

    1. おっくん より:

      小林さんへ

       返信の中の
      「毎日ではなくても、やってて良かったと思える瞬間がきっとあるんでしょうね。」
      は、なんだか心の中を見透かされているようですね。それでいて共感してくれる安心感は嬉しいです。

       おそらくですが、仕事が好きではないのではなく、人の心の機微に接することの方が楽しくなってしまったんだろうなって想像してます。遠からずってところでしょうか。
       人生最後の仕事ってやはりそういう所に向かっているように感じるこの頃です。未来への恩返しなんだろうなって。

       こうしてお話ししながら広がっていくのが楽しいです。

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