諏訪太郎の日々の気づきシェアリング No.24

娘と初めてのキッザニアへ

先日、キッザニア東京に家族で行きました。
そこで、子供を育てる上で場の雰囲気が大切なんだなと、
改めて思うことがありました。

娘の誕生日のプレゼントに、家族でキッザニア東京に行くことに。
娘にとって初めてのキッザニア東京。

「人気のお菓子工場は朝一番に行かないと」
「スチュワーデスは絶対やりたいよね」
「薬のお仕事も楽しそうだよね」

行く前から、どのお仕事を体験するのか、
楽しそうに考えていました。

キッザニア東京に行く日、
朝7時にはキッザニア東京に到着して、
9時の開店を待ちます。

どの家族も、「何の仕事をしようか」と、
楽しそうに話しています。

そんな話をしていると、
あっという間に2時間がたち、開店の時間になりました。
初めてのキッザニア東京に入園です。

まず思ったのが、
どのスタッフさんもホスピタリティー溢れていて、
どんなことにも親身になって対応してくれます。

施設の場所がわからずに迷っていると、
「何かお探しですか？」
とスタッフの方がすぐに声をかけてくれます。

また、次の仕事までの時間があり、
どうしようか迷っていると、
「何かお困りですか？」と声をかけてくれます。

それなので、館内で困ることはありません。
スタッフの方が、普通にこれだけの対応が出来るって
凄いことだと思いますし、
親の立場からすると安心して楽しむことが出来ます。

園内で迷っているだけでこの対応ですから、
子供たちが仕事を体験しているときも、
ホスピタリティー溢れる対応をしてくれます。

娘が行きたかった
スチュワーデスの仕事体験をした時のことです。

簡単な説明があった後に、
子供たちは制服に着替えに、スタッフについていきます。

しばらくして、親が機内に案内されました。
飛行機に入ろうとすると、
スチュワーデスの姿に着替えた子供たちが
親をお迎えしてくれます。

「かわいい～」
子供たちの可愛い姿に、
どの親も思わず声を上げます。

親が飛行機のシートにつくと、
子供たちのお仕事が始まります。

始めにお出迎えのアナウンスを
子供たちが担当します。

始めの子は上手にアナウンスをすることが出来たのですが、
2番目の子は、緊張していたのでしょう、
なかなかアナウンスの文字を読むことが出来ません。

それを見て、親たちは、
「頑張れ、頑張れ！」
と心の中で応援します。

スタッフの人も、
「ゆっくりで大丈夫ですよ！」
「ここは上手に読めましたね」
と、とても自然な形で子供をフォローします。

全体の場の雰囲気が素晴らしい雰囲気に。
出来る子が良いのではなくて、
新しいことにチェレンジする子が良い場。

このような素敵な雰囲気の中で仕事を体験するから、
子供たちも伸び伸びと仕事が体験できるし、
新しいことが出来るようになっていくんですね。

その後、機内の配膳サービスがあり、
最後の挨拶へと進んでいきます。

始めのアナウンスで上手にアナウンスが出来なかった子が、
最後のアナウンスの1文を担当しました。

するとビックリです。
最初のアナウンスでは、全然読めなかったのに、
別人かのようにスラスラとアナウンスを読んでいます。

こんな短時間で、ここまで変わるのかと、
この変化には私もビックリしました。

この子がアナウンス読み終わったあと、
スタッフの人が、
「先ほどより、上手に読めましたね」
とアナウンスを担当した子供に一言いうと、
その子は、とても嬉しそうに、そして恥ずかしそうに、
笑顔を見せてくれました。

その笑顔が、すべてを物語っているようで、
とても印象的でした。

キッザニア東京は、
子供に仕事を担当させるアトラクションだと思っていました。

そういう部分もあるのですが、
子供たちが安心して、
色々なことにチャレンジが出来る場なんだなと改めて思いました。

そして、子供たちの笑顔を支えているのが、
スタッフの皆様のホスピタリー溢れる対応なんだなと思いました。

「場の安全・安心」

これこそが、
子供たちの才能を伸ばす一番のことなんだということを、
改めて教えてもらうことが出来ました。