SF伝道者の四方山話 No.33 青木安輝
「SFプログレス」が始まるよ♪
年末ですね。寒さが足りなくて紅葉がきれいにならないとか、色々な選挙の結果が安定よりもさらなる混沌を招くような結果になったりとか、なんだか例年よりも落ち着かない要素の方が多いような気がしますね。それでもクリスマスソングを聴く頃になると、新しい手帳の来年の空欄を見て、ここに何を入れようか、来年は何か良いことをしよう等といろいろ考えたくなります。人間て、何かをきっかけにして前向きな弾みをつけたいんでしょうね。
さて、半年間かけてそんな前向きな弾みを、積み重ねて、増幅して実際に何かを良い方に動かすための相互支援プログラムを始めることにしました。「SFプログレス」という名前です。
「プログレス(progress)」は辞書には「前進、進歩、向上、発達、進化、発展」などと出ています。日本語の辞書で「前進」は、「物事がよいほうへ動くこと」と出ています。
ソリューションフォーカスを世の中に広めようという仕事を始めてから来年1月でちょうど20年になります。自分が何をしてきたのだろうと振り返ってみると、実施したセミナーや研修などとその結果生まれた発表する価値のある成果等の「実績」よりも、自分は何が好きでこの仕事をしてきたのだろう、何ができると思ってやっているのだろうと考えてみたくなりました。
そして思うことは、人と人の間でSFコミュニケーションが交わされた時に「何かを良い方へ動かせる気がする」という精神的余裕が生まれるときの気持ちのいい感覚が好きなんだということです。実際にそういう感覚が生じるときのコミュニケーションからは行動が生まれ、結果が伴ってきます。そんな場面にどれほど立ち会わせてもらってきたことでしょう!
SFコミュニケーションの基本を学んでもらうセミナーや研修を修了した皆さんが、SF活用がいかに相互支援のポテンシャルを高めるかを実感されて言うセリフがあります。そのエッセンスは「SFコミュニケーションを継続的に交わす場がありさえすれば、今苦労していることも乗り越えていけそうだ」とか「前からやろうと思っていたのに躊躇していたことに一歩踏み出せそうだ」とか「思い切って捨てるものは捨てて前進する勇気が持てそうだ」などと「前進」を予感できるメンタリティーでいられるということなのです。
そういう「SF学習後」のフォローアップをして、実際に「何かを良い方に動かす(前進)」体験をしていただこうとするプログラムが「SFプログレス」です。ソリューションフォーカスが何であるかを説明できるとか、用語の意味を知っているということと「それで何かを実際に動かす」ということは2つの異なることです。前者だけでも知識のレパートリーが増えた分だけの満足感はあるかもしれません。しかし、SFを活用して実際に何かを動かしたという体験をすることの充実感や自分が成長した感覚はさらに大きな財産となります。
その「動かす」対象というのは、「自分」であったり「一緒に何かに取り組む仲間やチーム」であったり「仕事の相手」だったりと色々な可能性がありますが、人が動けば何かが前進します。そのきっかけを自分がつくったと思えることで自己信頼が深まります。
そんなことを可能にするコミュニケーションを交わす場を提供することは、僕にとって2025 年最初のプログレスです♪
★「SFプログレス」の詳細および申込方法:
11月18日現在残席1名分となっております。参加したいと思ったら今すぐどうぞ!