「あるもの」をつなぐ No.16 小林シンイチロウ

解決志向チームは「伍の戦い」

新年明けましておめでとうございます。今年も解決志向で仕事を進める様子を共有していきますので、どうぞよろしくおねがいします。

年末年始はこの本読むぞ!とか仕事の準備を進めるぞ!なんて気合いを入れていたのですが、飲んで食って出歩いて、今日はもう1月4日。毎年のことですが、やりたいことは何もできず正月休みは過ぎ去ってしまいました。

楽しかったからいいやと自分を慰めています 笑

23年も引き続きコイデさん(男性・シニア)、アリオカさん(女性)、チュウさん(女性)、ヤマシタさん(女性)、そしてぼくの5名のチームでがんばります。どうぞ紙上から応援よろしくおねがいします。

チーム一丸になれたのは朝会のおかげ

昨年はチームが一丸となれた年でした。この3年、ほぼ毎日続けてきた朝会が、チーム力を高めた大きな理由です。朝会はなんでも話してよいことになっています。なんでも話せる空気をつくることがぼくの仕事です。

この朝会を始めたのは、コロナの影響で20年2月から業務スタイルがリモート在宅に切り替わったことがきっかけでした。リモート在宅ではコミュニケーション機会が減るために、朝会の時間をつくり、その中で必要なコミュニケーションをとっていこうと考えていました。

始めた当初はコロナによる危機感があったため、コロナに関する情報交換が多かったです。それでもコミュニケーションが発生したことにぼくはチャンスを感じていました。恥ずかしながらコロナ前はコミュニケーションが少なく、悪口を言いあうこともしばしばあったからです。周囲からは弱小チームとの印象をもたれ、悔しい思いもしてきました。

支え合うチームへ

年末に仕事納めのミーティングをしたとき、メンバーのチュウさんがこんなことを言ってくれました。

「うちのチームほど団結できてるところないですよ。みんなで助け合えています。この場はとても大事です!」

するとアリオカさんからチュウさんに素敵な言葉を伝えてくれました。

「チュウさんのおかげです。チュウさんがメンバーのアドバイスを素直に受け止めて感謝を言ったりしてくれるから、他のメンバーもチュウさんを見習っていると思う」

メンバー同士が尊重しあえるチームになっていることに胸が熱くなります。お互いの良いところを知り、尊重し、助け合う仲間に変わりました。

こうしたチームになっていることが、間違いなく一人一人の支えやチカラになって、成果へつながっています。個人のチカラだけでは成し遂げられないような成果まで到達できています。解決志向的なチームに育ってきたと思います。

解決志向チームは「伍の戦い」

一人で仕事を進めていれば、仕事が手に負えず苦しいときもあります。そんなメンバーを支えてきたのが朝会によって生まれた解決志向チームだと思います。こないだキングダム2の映画を見ていたら解決志向チームを説明するのに分かりやすいコンセプトを見つけました。「伍の戦い」です。

ご存知の方もいるかと思います。秦軍は歩兵の五人を一組とした「伍(五)」を基本単位として隊を編成していたそうです。五人はリーダーの伍長を中心に常に行動を共にして戦うため、勝つか死ぬかは伍の構成員にかかっています。

こんな場面があります。一人の歩兵が戦場で敵と争い劣勢にあるとき、近くにいる四人の一人がそれに気づいて敵をやっつけて助ける場面です。五人が近くにいてお互いの状態を知り、誰かが誰かの助けになる、リソースになる。ぼくのチームに似てるなと気づきました。

メンバー五人が行動を共にするとは、毎日やっているチーム朝会のこと。ここで仕事のことでもプライベートのことでも健康のことでも、なんでも話して良いことになっています。なんでも話しあってお互いがどんな状態かを知ります。お互いがどんな状態を知るうちに、不思議なことに自然と共感や助け合いが発生します。こうやって助け合いながら一人の成果をチームで支え、チーム全体の成果を押し上げる。解決志向チームは「伍の戦い」に似ています。

23年の抱負

23年はデジタル業務へのシフトが進み、いよいよ業務の柱としていく年になります。これまでとは違う、新しいチャレンジや外部とのコラボレーションが増えます。メンバーと一緒に解決志向チームをもう一段育てて、チーム一丸で進めていきたいと思います。

3年後のフューチャーパーフェクト

その先にあるぼくのフューチャーパーフェクトは3年後、コイデさんが65歳で会社を卒業するときに、

「コバちゃん、ありがとう。会社人生の最後にコバちゃんのチームに来てよかったよ。自分らしく仕事ができたし、自分なりにチャレンジもできた。会社にもちゃんと貢献できたと思う。ここで過ごした時間が、これから生きていく自信になったよ」

こんなことを言ってもらえたらうれしいな♪ コイデさん、一緒にがんろう!

解決志向チームを育てて、大きな成果につなげよう!

「あるもの」をつなぐ No.16 小林シンイチロウ” に対して2件のコメントがあります。

  1. おっくん より:

    小林さんへ

     明けましておめでとうございます。
    いつの間にかチーム名がつきましたね。
    「解決志向チーム」はそのまんまですが、他にいい名前がないのも「伍の戦い」の意味を知るとうなづけます。もう誰がリーダーとか部下とかの概念の枠を超えた存在だというこということですよね。お互いがお互いの一部分、つまりチームがひとつの人格のように。ちょっと言いすぎかもしれませんが、3年も一緒にいるんですものね。

     拝読して不思議な感覚を覚えました。

     それは、”朝礼”のお話はこれまで何度も出てきました。しかし全く色褪せていないんです。まるでお米を毎日食べても飽きないような感覚を”朝礼”そのものから受けています。シンプルな中にも大切なエッセンスがたくさん詰まってる気がします。お米の栄養について無知であっても確実に身についているように、雑談から生まれてくる不思議なパワー(理解)がお互いの絆をうまく繋いでいく様子が自分自身の体験を重ね合わせるとよくわかるようです。うちの職場でも雑談朝礼のこと所長にそっと提案してみます。☺️
     最後に今年も解決志向チームの皆さんのご活躍を楽しみにしておりまーす。

    追伸
     最後にコイデさんのことをFPとしながら結んでいるのは、やはり小林さんは一人ひとりを大切にされているんだなと思う次第です。四人の仲間がうらやましいですな。😊

    1. 小林進一郎 より:

      おっくんへ

      お返事遅くなりました。今年もどうぞよろしくお願いします。

      だいぶ寒くなりましたね。明日は雪が降るとか降らないとか。夜に懇親会があるのに嫌だなあ・・・あ、すみません。

      いただいた下記のコメント、とてもしっくりきました。

      >もう誰がリーダーとか部下とかの概念の枠を超えた存在だというこということですよね。>お互いがお互いの一部分、つまりチームがひとつの人格のように。ちょっと言いすぎかも>しれませんが、3年も一緒にいるんですものね。

      なんでも話せることで一つになっているところがあるんですかね。あんなにバラッばらなのに一つになれていることが不思議です。

小林進一郎 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA