ソリューションフォーカスNEWS 11月10日号
「SFマネジャー解体新書」から浮かび上がったキーワード
こんにちは。ソリューションフォーカスの青木安輝です。
先週の土曜日にオンラインで開催された「SFマネジャー解体新書」は、22名の参加者をお迎えして、素晴らしい学び合いの場が創られました。参加してくださった皆様、ありがとうございました!
人(部下)を活かして成果をあげる。言うのは簡単ですが、実行するのは・・・「大変」の一言で片づけてしまわずに、小林さんと諏訪さんから、どうやっているのか聞いて、学んでみようというのが今回のプログラムの趣旨でした。
アンケート回答を拝見すると、「成果を上げるというマネジャーとしての責務と、人を育てるというSF視点をどのように融合させているのか」を知りたいという方が数多く参加されていたようです。そして、お二人のSFマネジャーぶりに感銘を受けたという感想の中から3つのキーワードが浮かびあがったように思えました。
★「問題は置き去りにしても、相手の大切にしていることにフォーカスする」 by 小林シンイチロウ
★「すべては〇」 by 諏訪太郎
★「自分が主役だと思える活躍の場を用意してあげる」by 小林&諏訪
小林さんは周囲から「問題あり」とされている人を部下として引き受ける中で、最初は問題点をなんとかしようとしていたのが、SFスイッチが入ってからは、「問題は置き去りにして」その人が大切にしていることを活かすことで、仕事が回っていくことに段階的かつ戦略的にフォーカスしていきました。本来であればその相手がすべきことの9割をまず引き受けてしまうところから始めて、段々と本人が全部やれるように導いていくその姿に皆さん感銘を受けたようです。
諏訪さんの「すべては〇」というフレーズに感銘を受けた方も多かったです。これは小林さんからの質問「(部下に対応する際に)最初の一言を『肯定語』から始めるために、上司として心がけておくことはありますか?」への回答で、「私が常に部下との会話で心がけていることは、『すべては〇』ということです」と答えたものです。以前失敗したことがある部下の提案でも、まず目の前のその人を受け入れることが大事というニュアンスの発言でしたが、これは実際に諏訪さんのあり方が表情や声のトーンと相俟って醸し出す「受け入れ」の雰囲気とぴったり一致して素敵でした。
そして参加者の方からの質問の時間に、お二人が一致して「その人が自分が『主役』だと思える活躍の場を用意してあげたい」と力強く言ってたのが、とても気持ちよく響きました。「成果を上げるというマネジャーとしての責務と、人を育てるというSF視点をどのように融合させているのか」という問いに対しての、一つの重要な回答ですが、一般論としてでなく、実際にそれを実践されているお二人からこの言葉が出てくると、それは可能なんだと思えてきます。
ある方が、このプログラムに参加して受けた影響としてこう書かれました。
「今、自信が持てず、自分を否定し、苦しみながら生きている人が増えているように感じています。私は、SFを通して『自分自身にOKを出せる』アクションをし、人々が少しでも自由に伸び伸びと自分を信じて生きていけるようにサポートしていこうと思います。」
このプログラムを企画して本当に良かったなあと思いました。
これからも「SF実践者の”ザ・リアル”」ブログ執筆陣によるオンラインプログラムを企画していきたいと思っています。どうぞお楽しみに!
尚、アンケート中に書かれた質問への回答は、今後のブログ記事の中で書かれていきます。これからブログ記事へのコメント欄がさらに賑やかになっていく予感がしますね♪どうぞご注目ください。
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