ソリューションフォーカスNEWS 3月17日号

 「オンラインでSFを学ぶ」を体験した人の声 Vol.2    

リフレクティングチーム編

こんにちは。ソリューションフォーカスの青木安輝です。

今年は自宅で鑑賞するための桜の枝が売れ行き好調だそうです。公園等での宴会が禁止され、ブルーシート上のご機嫌な酔客の姿を最後に見たのはもう2年前となりましたが、宴会のない桜並木の方が味わい深くお花見ができるという声も聞かれますね。

昔の人は見事に咲いた桜を田んぼの神様の「さあ、田植えの準備をしなさい」という合図だと考えていたそうで、自然の恵みに感謝し豊作祈願をするイベントがお花見だったそうです。コロナ禍で色々なことの意味を考え直すことが多くなりました。

さて、「オンラインでSFを学ぶ」体験者の声第2弾です。「リフレクティングチーム・セッション」に参加されたお二人の方の声をお届けいたします。

リフレクティングチームは一言でいえば、「解決支援グループプロセス」ということになります。「3人寄れば文殊の知恵」という言葉が昔からあるように、一人だけで考えているよりも数人で集まって話してみると、自分の思考法とは違った“多様”な考え方に接することができ、その中からおもいもかけなかった解決のための具体的方法が見つかることがあります。
★詳細:https://sf-academia.jp/reflecting-session/

医療業界で研修講師をされているR.S.さんは、指導しているクリニックのメンバーに対して自分の態度が問題志向的過ぎる(かもしれない)ので、それをどのように変えたらよいかというテーマをもってこのセッションに臨みました。

まず結果からご紹介しましょう。以下かぎ括弧の中はすべてセッションから1週間後のアンケート回答からの引用です:

「テーマにした内容の(人・クライアント)に対して、直接アクションは起こす機会がまだないのですが、自分の中でテーマにした内容自体に対する見方、捉え方が変わりました。受講前までは課題との距離が近かったことが分かりました。受講後は課題と向き合っている自分自身も俯瞰して見ることができました。自分の捉え方が変わると、アクションは起こしていないのに、クライアント先の経営者から電話で、今までにない意見を聞くことができました。『スタッフへの温かい眼差しのコメントやこれからの新しい教育方法について』です。いずれも優しさや愛を感じました。もしかしたら、私が気づいていなかっただけかもしれません。」

僕はこれを読んだときに、まさに「3人寄れば文殊の知恵」の現象が起こったことがわかり、とても嬉しくなりました!

人が抱えている”問題”は「捉え方」の中にあるだけという場合がよくあります。しかし、その”問題”はリアルに存在するように感じるので、結果として自分はそのストレスを感じて不必要な緊張を生み出します。その緊張は”リアル”なので、周囲の人との関係に影響する可能性もあります。

しかし、リフレクティングチームの場で、他の人の多様な視点(とらえ方)に接することで、「あれ、自分が思っていたことは”一つの”視点からの見え様だっただけなのかな」と余裕が生まれます。そして、心の緊張が和らぐことで、見えるモノ、聴こえてくる声が変化してきます。つまり”現実”が変化してきます。何もまだしていないのに変化が起こった、という現象はあり得ます!

自動車メーカーで社内講師をされているT.S.さんは、時代の変化の荒波に直撃されている業界の中で、2025年を一つの区切りとした社内変革プロジェクトに取り組み始めたところです。今回はその中で自分が貢献するためにどのような行動を取ったらよいかというかなり大きなテーマでセッションに臨まれました。さて、今回のリフレクティングチーム・セッションの成果は?

「自分の課題に対して短時間で多様な課題解決のヒントを見出せた。私の課題『〇〇チームにSFを導入して〇〇2025ビジョンの実現の第一歩とは』について、実施予定の研修コンテンツに今回のプログラムで得たヒントを織り込んだ。」

すぐにお仕事の中にセッション成果を反映させて素晴らしいですね!

ご自身が講師をされる研修の中で「リフレクティングチーム」を活用しているT.S.さんは、リフレクティングチーム手法の進め方に関しても重要な気付きが2つほどあったようです。

まず「課題を完璧に理解しなくても、解決のヒントを提供できる(していただける)こと」が印象に残ったそうです。今回のテーマは社内変革プロジェクトについての詳細を説明したら何時間も必要になるような内容でした。ところが、リフレクティングチームの中では、説明は1分、質疑応答も数分です。それだけの短い時間のやりとりから得た情報をもとにした助言でも十分に役立つこともあり得ます。「役に立つ誤解(useful misunderstanding)」という言葉が示すように、多様なとらえ方を活かすには、人の”勝手な”解釈の中から「それは面白い!試してみたい」という部分を見つけることも大事ですね。

もう一つはこれです。

「リフレクティングチームにおけるOKメッセージの重要性に気付いた。OKメッセージがあると、主役が助言、意見、提案を受け入れ易い。」

そうなんです。助言をする側はよかれと思って勢いこんで「~すればうまくいくよ!」と伝えたくなりますが、本人も今まで色々な努力をしてきているわけで、「それはわかっていますよ」というメッセージなしに助言だけが飛んでくると、見下されている感覚が生じる可能性があります。「~してきたことは既に前進ですよね」「その中でよく耐えてきましたね」などという一言をもらうだけで、自分が無能(無策)と見られているのではないかという恐れが吹き飛んで、受け入れの扉が開きます。

この「リフレクティングチーム」セッション推薦の言葉をお二人からいただきました:

「オンラインならではの手軽な空き時間で、自分の仕事の課題についての様々なアドバイスが貰える。」 T.S.さん

「課題の解決のヒントだけでなく、課題を持っている自分を客観的に見る(感じる)ことができる。体験することで自分の心が変わる。課題解決以上にそれが大きなポイントになる。」 R.S.さん

次回は4月3日(土)の20時~22時です。
★「リフレクティングチーム」セッションの詳細&お申込み:https://sf-academia.jp/reflecting-session/

皆様のご参加をお待ち申し上げます!

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■「ソリューションカード:グループ体験セッション」

大変好評をいただいているソリューションカードのグループセッションですが、次回の4月3日の回は満席となりました。今お申込みいただけるのは、5月5日の回です。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

★詳細:https://sf-academia.jp/solutioncard/

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(*)以前は定員を8名としていましたが、これまでの経験をふまえ、4名とより少人数に限定させていただきました。

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最後まで読んでくださってありがとうございます!

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