「ソリューションフォーカス研修を推薦します!」

全国自治体職員の研修所であるJIAM(全国市町村国際文化研修所)にて長年継続開催された「職場の笑顔と成果を増やす肯定型コミュニケーション」研修の修了生の皆さんの中で、受講後も積極的にソリューションフォーカスを実践するソリューショニストとしてご活躍の方々にメーリングリストで「ソリューションフォーカス研修」の推薦コメントを募集しました。

以下そのコメントを掲載させていただきます。見出しは私(青木安輝)が本文を一言で表すとしたらと考えて、勝手につけさせていただきました。研修から何年たった後でも、多くの皆さんがソリューションフォーカスを活かしてくださっていることが本当に素晴らしいと、あらためて感銘を受けました。推薦コメントを送ってくださった皆様、本当にありがとうございます!
(以下順不同)

高砂市生活福祉課の吉川和志さんはSF研修
受講後に職場やプライベートな生活の中で
どのような変化や成果があったかをBGM付
でムービーにしてくださいました。
(3分42秒)

【組織マネジメントのOSとしてのソリューションフォーカス】 廿日市市 村上雅信さん

 私は、SFを全ての土台となるOSとして意識しています。特に組織マネジメントには、欠かせないものだと思います。組織を動かすのは人です。本市では、人事評価にもSFのエッセンスを取り入れています。 管理者がSFを常に意識すれば、同じ人員でも、自発的に動く人が増え、命令しなくても助け合う風土が出来上がります。当然、組織力が上がり、これまで成し得なかったこともチャレンジするようになります。もし、失敗しても、責めるのではなく、チャレンジしたことを応援し、次回への改善につながっていきます。
 その証拠に、私の課は業務量や苦情が多く、ストレスの高い職場ですが、職員は明るく、チームワークも市役所1番だと思います。すべては、SF(ソリューション・フォーカス)のおかげです!!SFの何がそうさせるのかは、受講すればわかります。まちづくりや地域活性化にも有効な考え方です。 ただし、何十年も一緒にいる夫婦にどの程度効果があるかは、未知数です。特に私の場合、行動を読まれてくるので、効果が長続きしません・・・相手が一枚上手です(笑)。

【そして私は“野望”に向けて一歩進む】 平戸市 篠崎まゆみさん

 公務員生活35年間で、最も人生を楽にしてくれた研修です。「どうなりたいのか」を目指し、そのために有益なものを自分と他者と環境の中から探していくので、上手くいかなかったことやダメ出しに時間と頭と心を浪費しません。まじめな人ほど完璧を求めて自分と周りを減点方式で責めがちで、萎縮するとアイデアもやる気も出てきませんよね。
 この研修を受けて、ダメ出しされても「教えてくれてありがとう。どうしたら上手くいくか一緒に考えてくれない?」とニッコリ返せるようになりました。上手くいかなかったら別の方法を試せばいいのですから。仕事でも家庭でも困難な状況はあるものですが、そうであればあるほどこのSFマインドは自分を助けてくれます。「欠点も失敗もあるけど、いいところも、できていることもあるのだから、野望に向かって一歩進もう」と思えてきます。
ぜひ研修受講して、職場と家庭に笑顔と成果を倍増させてください。お勧めです。

【誰も責めないという習慣】 宝塚市 橋本成年さん

 私がSF研修に参加して、一番大きな収穫は「自分も他人も責めない習慣」ではないかと思います。例えば職場で、部下の仕事のやり方に納得がいかないとき、SFを知る前の自分は、安易に彼を責めて関係性をこじらせたり、もしくは面倒を避けるため問題があっても放置していたかもしれません。でもSF的によく観察してみると、部下の対応方法にも経験に裏付けられた意味があると思えたのです。そのことを本人も参加する会議の場で発言してから、部下との関係性が変わったと感じます。信頼感が増したことで、言うことを聞いてもらえる安心感をもって指導できるようになりました。
 また不幸な出来事に直面してしまったとき、もしSFと出会う前の自分なら、自分を過度に責めてしまい、耐えきれずに倒れてしまったこともあったでしょう。日本各地で頑張っているSF研修で出会った仲間とともに、職場に笑顔と成果が増えるように、これからも微力を尽くしていきます。

【起こったことはそれが最高!】 丹波篠山市 波部正司さん

 しばらく、SFから離れている間に、わが町の表札が「篠山市」から「丹波篠山市」に変わりました。私事ですが、2019年1月1日から、その市名変更担当として併任辞令を発令され、5月1日の記念式典の準備をしてきました。それがひと段落つくやいなや、続いて法律改正に伴う条例改正事務が待ち構えておりました。同時進行で、本年度当市で開催する業務改善全国大会事務も進めております。そんなこんなで、バタバタの平成31年から令和元年を過ごしており、すっかりご無沙汰してしまっていました。
 ただ、この間、先生に教えていただいた「起こったことは、起こったことが良かったこと、起こらなかったことは、起こらなかったことが良かったこと」の言葉を思い出し、この忙しさもきっと意味があるのだと思うことで頑張れたと思います。また、「なぜ?」ではなく「どうすれば?」を常に考えるようになれました。本当にSFを学んだことで乗り切れたと実感しています。
 これからSFを学ぶ皆さま、きっと目の前がひらけます!有意義な研修となりますようご祈念申し上げます!

【ふらっと参加しただけなのに】 長岡京市 清原茂史さん

 何の気なしに研修に参加したのが平成27年のこと。疲れた、しんどい、つらい、腹が立つ、、、ネガティヴな感情が顔を出すことも少なくない公務員のお仕事。なかなかうまくいかないとき、ソリューションフォーカスを思い出します。そして、今もご縁が続いている全国で頑張る公務員の仲間たちに励まされたり、元気をもらえたりすることもあります。
 特に明確な目的があっての研修受講ではありませんでしたが、結果、多くの気付きと貴重な出会いを得ることができました。ちょっとでも気になった方は、ぜひ受講されることをおススメします!

【ある日の職場】兵庫県内自治体 E. F. さん

 私の職場では、教職員との電話対応が数多くあります。ある時、後輩が電話対応の後、「も~むかつく!」と言いました。最初は「ほんまやね~」「あの人は仕方ないね」と同調していたのですが、ふと、SFを思い出して、ムカつく原因の「○○な人」を逆に言うと何になるんだろね~と語りかけました。
例えば、「細かい人」は?と聞くと ⇒ まぁ几帳面な人っていうことですかね。
じゃあ、「せっかちな人」は?と聞くと ⇒ あっ慎重な人や~。
ルーズな人は? ⇒ のんびり屋さんか~。
暗い人は? ⇒ 落ち着きのある人?
偉そうな人 ⇒ それは殿やから~(笑)
クイズの答えのように「え~何でやねん」とか「そうくるか~」と笑いが起きました。
 マイナス面をプラス表現に考える中で、「それは無理ある~」とか「いや、これ以外ないでしょう~」の会話になり、笑いが生まれます。それから、誰かが「イラっ」ときたら、「逆に言うと?」と語りかけると、苦笑の中「え~○○な人かなぁ」となり、ストレス解消に繋がってます。また、良い言葉に置き換えて自分の口から放つことで、その印象が残り、相手の印象も少し笑えて気にならなくなりました。これもSFが成せる技、SFで学んだ精神が根づいてくれているからと思う一場面でした。

【SFは漢方薬】加古川市  M.O. さん

 「誰もがやりがいを感じる職場にしたい」という思いから平成25年度にJIAMのSF研修に参加しました。違う部署、職種から参加する人々によって繰り広げられる研修ってどんなものなんだろう、ちょっとした闇鍋的な研修にわくわくしながら参加させていただきました。期待どおり、今までにない研修スタイルに多くの刺激をいただきました。
 このときに「SF活用体験談」講師をされた方からがおっしゃった「SFは漢方薬のように じわ~っと効いてくる」というのが、研修後の生活の中で今でもよく思い出します。研修で出会ったみなさん、そしてこれまで参加された方々とのご縁は、今も続いています。仲間がいるって本当に頼もしく心強いです。